2013年11月30日土曜日

電源のいらないスピーカー「の音(no oto)」の開発ストーリー その2

昨年の夏に「別冊ステレオサウンド Digi Fi No.7」にUSB DAC付デジタルパワーアンプが特別付録されて発売されました。

この特別付録は、高音質卵型スピーカーで有名なOlasonic製で、USBバスパワーだけで10W+10Wの出力があり、パソコンに入っている音楽をスピーカーで聴こうという企画のものです。

デジタルアンプ登場で小型化は進んでいたと思うのですが、正直あまり関心がなかったのでデジタルアンプについては詳しくはありませんでしたが、2,980円の雑誌の付録で音質もすごく良さそうだとの評判に、これはちょっと買って試してみようと、オーディオ熱が再燃してしまいます。

で、次男坊を連れて「on&on」で行われた発売前の試聴イベントに足を運んで実際にスピーカーから出る音を試聴してみたのですが、ちっこいアンプ(付録の試作品だったと思います)がディナウディオのスピーカーを軽やかにドライブしていて、衝撃を受けました。

「やっぱりオーディオっていいなぁ」です。

これは、Digi Fi No.7が発売される前に、スピーカーも用意したいところですが、2,980円の雑誌の付録の為に数万円の市販スピーカーを購入するのも、バランスが悪いので、予算1万円以内で自作してみようと決めます。

自作したのは、長岡鉄男氏設計のBS-8。8cmフルレンジユニットを使った小型のバスレフタイプで、デスクの上で使うのに邪魔になりません。キャビネット材は当初DIY店のカットサービスを利用しようかと思いましたが、ヤフオクで建具屋さんが精密にカットしたものを落札して組立ました。

ユニットはフォステックスのFF85WKを秋葉原のコイズミ無線で購入たものを組み込みました。

余談ですが、ラジオストアは閉館されるそうですね。あの、天井が低くて路地の両脇に電子部品がたくさん売っている雰囲気が好きな方多いと思いますが、耐震性などで仕方がないんでしょうが、残念ですね。

この続きは、また次回…。




2013年11月29日金曜日

電源のいらないスピーカー「の音(no oto)」の開発ストーリー その1

私は'70年の生まれですが、中学生の頃の憧れの一つにオーディオがありました。

電気店のオーディオ売り場に並ぶアンプやスピーカー、レコードプレーヤーやカセットデッキなど、多くのメーカーが単品のオーディオ機器を競って販売していて、多くの男子が興味を持っていたと思います。「サウンドレコパル」などを読んでいた世代です。

高校に進学し、アルバイトをするようになると、入門グレードの機器を少しずつ買うようになり、プリメインアンプはSONY TA-F333ESXII、スピーカーはJBLの2WAYスピーカーJ216PRO、の組み合わせでCDやFMチューナー、Cカセットの音源を鳴らして、やっぱラジカセとは違うね!なんて喜んでいたのが懐かしいです。


揃えたオーディオシステムは長男坊が小さい頃まで使っていたのですが、つかまり立ちをするようになると、いじりまわして危険なのと、部屋が手狭になってきたのとで、引っ越しも重なり十周年前に手放してしまいました。

それ以来、ちょっと心残りなところがありつつも、CDラジカセとパソコンに付属の小さなアクティブスピーカーで我慢して音楽やラジオを聴いていたのですが、昨年発売になった「別冊ステレオサウンド Digi Fi 7」の発売がきっかけで、スピーカーの自作にチャレンジすることになり、ふたたびオーディオ熱が再燃したのです。

この続きは、また次回…。




2013年11月28日木曜日

電源のいらないスピーカー「の音(no oto)」のブログ、始めました!!

みなさん、こんにちは!

さいたま市でプロダクトデザインを手がけておりますARUPaPaと申します。

今年の7月からデスクトップタイプのレーザー加工機を導入して、オリジナルブランド商品の電源のいらないスピーカー「の音(no oto)」の事業化に、ひとりメーカーとして取り組んでいます。

このブログでは、このスピーカーの開発ストーリーや事業化への道のりをご紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

このスピーカー「の音」はiOS機器(iPhone,iPad,iPad mini,iPod touch)のヘッドフォンジャックに接続するだけで使用できるので、コンセントやバッテリーの残量を気にする必要がありません。

また、一般的なご家庭や小規模のオフィスで使うには必要十分な音量と納得の音質を実現していますので、家事やお仕事、お勉強や趣味の模型作りなどをしながらiPhoneで音楽やネットラジオを聴いたりするのにオススメなスピーカーです。

それから、電源がいらないので、アウトドアでバーベQをする時やもしもの時(停電になった時)などにも実力を発揮します。

とは言っても、実際にスピーカーから出る音を試聴してみないと、良さは伝わらないと思いますので、現在試聴機貸し出しの準備を進めています。試聴機貸し出しの準備が出来次第、ご案内いたしますので、もう少しお待ちくださいませ。

電源のいらないスピーカー「の音(no oto)」ASP-2の商品紹介ページ