2014年1月25日土曜日

ミラノサローネへの道05 展示台の追加加工と公式媒体情報

みなさん、こんにちはARUPaPaです。
ボンジョルノ~。

【展示台の追加加工について】

「の音」はTOKYO DESIGNERS WEEK in MILANO TOKYO IMAGINEのデザイナーブースに出展するのですが、出展スペース(W2000×D1000mm)に展示台を用意していただいています。

スペースそのままの面積で高さが300、600、900、1200mmの4種類から選択でき、「の音」はH900mmを選びました。

今回はデザインアソシエーションさんのご好意により、電力と展示台の追加加工(特殊な材料や布などな除く)を追加費用なしで、ご対応いただけるということで、iOS機器充電用のコンセントとコードを通す穴を展示台に加工し、展示台の上にパネルを貼ったり、「の音」を実演した時に多少のバッフル効果を得られるように、ボックスを3つ追加で依頼しました。

3つのボックスはそれぞれ300、350、400mmとし、現場で邪魔だと判断した時に、スタッキングできるようにしました。あと、配線が隠せるように一面だけ50mmの隙間を設けています。ボックスの材料は展示台と同じ16mmのMDFで表面はホワイトです。

出展者説明会では、展示台に扉をつけたりして、台の中に私物を保管できるように配慮しておくと良いとのお話がありましたが、図面どおりの加工をしてもらえるか若干疑問だったので、展示台自体の加工はコードをを通す穴だけにし、上記のキャビネットの中に私物を入れるようにしました。

ボックスは極力現場で加工する方が間違えないようにとの思いからシンプルなものにしたのですが、はたしてどうなるか・・・。現地に行ったとき図面通りに出来ているのを祈るのみ(笑)




展示するのは前回海上輸送便でミラノに送った「の音」と「の音PRO」、それからリサイクル素材でキャビネットを作った「の音concept」の3台を予定しています。


【公式媒体情報について】

TOKYO DESIGNERS WEEK in MILANO TOKYO IMAGINEのウェブサイト、プレスリリース、公式パンフレットに掲載する公式媒体情報を1月24日までにフォームから入力する必要があったのですが、海外の展示会の為、すべて日本語と英語の表記が必要でした。

英語が駄目な私は公式媒体情報に記入する「プロフィール」と「作品コンセプト」の英訳をどうしようかと悩んでいました。WEBの機械翻訳も妙な翻訳になりそうだし、有料のWEB翻訳サービスを利用してみようかと思っていたところ、FBのお友達Nanaさんが英訳を引き受けてくださりました。Nanaさんご夫妻とは昨年のHand Made In Japan Fes 2013に出展した際にブースに立ち寄ってくださっり、「の音」にご興味を持っていただいたことがきっかけで、FBでもお友達になっていただいたんですが、FBのつながりで、こんな素敵な出来事があるなんて、本当に嬉しかったです。Nanaさんのおかげで、公式媒体情報については、期日までに入力することができました。ご協力いただき、ありがとうございました!



それでは、また次回・・・。
アリベデルチ!





2014年1月19日日曜日

ミラノサローネへの道04 海上輸送用の梱包と発送

みなさん、こんにちはARUPaPaです。
ボンジョルノ~。

ミラノサローネに展示する「の音」ですが、海上輸送分の2台(ASP-2とASP-3)を20日の月曜日に発送する為、「の音PRO」量産1号機へのレーザー刻印とユニットの組み付けを行いました。



海上輸送で先にミラノに旅立つ「の音」と「の音PRO」。無事届いておくれ、ミラノで再会しよう!


「の音」はネット販売の時の送料を抑えるため、ゆうパックの60サイズで送れるような寸法になっています。「の音PRO」用のパッケージは現在製作中なので、ゆうパックの箱小に合わせて、海上輸送に耐えるような仕切りをシナ合板をレーザー加工して作りました。


ATAカルネにより、外国に物品を一時的持ち込む場合、そっくりそのまま日本に送り返す必要があるそうです。現地で販売したり、盗難にあった場合も面倒なことになるそうです。

展示会が終わり、また同じように簡単に梱包できるよう、シンプルで丈夫になりように心がけました。


今回の出展物搬送はトナミ運輸さんが一括して行っていただけるので、出展者はトナミ運輸さんが指定する納入場所に納品すれば、通関の手続きから海上輸送の為の外梱包などはすべてお任せです。

ミラノサローネの展示には、あと1台、別の素材で作ったコンセプトモデルの出展を計画しています。実際に作れるか、作れたとして間に合うか、現時点では未定ですが、この1台が出来ると「の音」の存在価値がより高められるものになると思いますので、是非実現させるべく頑張りたいと思います。

それでは、また次回…。
アリベデルチ!



2014年1月18日土曜日

ミラノサローネへの道03 パスポートの取得と渡航費用など。

みなさん、こんにちはARUPaPaです。
ボンジョルノ~。

年明け早々に区役所に行き、パスポート申請書類と戸籍抄本を準備して、大宮ソニックシティビルのパスポートセンターで申請していたのですが、昨日受け取ってきました!

5年旅券を申請したので手数料は11,000円で、受領時に収入印紙9,000円と埼玉県収入印紙2,000円分を納付しました。ちなみに10年旅券は16,000円とちょっと割安な設定になっているんですね。


パスポートは申請から受取まで1週間くらいかかるので、あまりギリギリで申請しない方が良さそうです。4月5日の出発なので、若干気が早いかもしれないですが、海外初出展で準備する事が多く知らないことだらけなので、出発間際の慌しい中のパスポート申請は避けました。

ビザについては、観光目的の場合90日まで不要らしいのですが、出展者の場合ビジネスビザが必要かどうかはイタリア大使館に問い合わせてくださいとの事でした。もし、必要だとしたらビザの申請にも時間がかかりそうな予感がするので、早めに必要かどうかの確認をしないといけないですね。

それから、パスポートを持っている方も、有効残存期間が90日以上必要らしいので、早めに確認をしておいた方が良いと思います。


ハンドキャリーについて、ネットで調べていたら社団法人日本電気計測器工業会から「ハンドキャリー手続きマニュアル」という冊子が発行されていたので、買ってみました。非会員1,100円ですが、旅具通関の手続き、現地到着時の手続き、帰国時の手続きの他ハンドキャリーQ&Aも掲載されていて、今回の出展に関して知りたい情報が網羅されていました。私のように今回が初海外出展という方は是非チェックしてみてはいかがでしょうか?


それから、渡航費用の目安について、デザインアソシエーションさんから連絡がありました。

【航空代金について】
4月5日出発、4月15日現地発の場合
エコノミークラス利用 1人:概算96,000円+TAX,燃油サーチャージ約60,000円(往復)

【ホテルについて】※レート145円で計算
HOTEL MICHELANGELO MILAN
見本市期間料金 4月7日~4月13日
SINGLE ROOM 1泊1室:€359×145円=52,055円
7泊で364,385円

見本市期間外料金 4月5日~4月6日、4月14日~4月15日
SINGLE ROOM 1泊1室:€149×145円=21,605円
3泊で64,815円

渡航費合計(概算):585,200円

これに、会場輸送費(見積中)、航空輸送費(見積中)、出展料(スペース2㎡)300,000円、雑費を足したものが出展総額になります。

高いのだろうなと、想定はしていましたが、シングル1泊5万って・・・。

このうち、渡航費と航空輸送費については、50%がJ-LOPさんから助成される予定ですので、持ち出し分は70万円くらいを想定しています。費用対効果としては、かなりメリットがあるのではないかと期待していますが、資金が潤沢にあるわけではないので、2月末のお支払い期限に向けて頑張って資金繰りしないといけません。

協賛企業様を募集中ですので、是非「の音」を応援したいという企業様がいらっしゃいましたら、ご連絡いただけると幸いです。ご協賛いただけましたら、現地で配布する「の音」のパンフレットに協賛企業様のロゴを入れて張り切って配布いたします。どうぞ、よろしくお願いいたします。

それでは、また次回…。
アリベデルチ!




2014年1月12日日曜日

ミラノサローネへの道02 ミラノサローネ出展者向け説明会に出席してきました!

みなさん、こんにちはARUPaPaです。
ボンジョルノ~。

1月10日(金)に主催者のNPO法人デザインアソシエーションさんで「TOKYO DESIGNERS WEEK in MILANO TOKYO IMAGINE」のデザイナーブース出展者向け説明会が行われたので、出席してきました。

地下2階のスタジオが会場だったのですが、24の出展者で複数名参加されているところもあり、50名くらいだったと思いますがギュウギュウ詰めの状態で休憩なしで約3時間、開催概要、ブース説明、出展物搬送、最後に助成金について説明及び随時質疑応答がありましたので、私の覚書としてブログに書いておきます。



【開催概要】※当日配布された出展施工マニュアルより抜粋

デザインアソシエーションは2005年、2007年の過去2回ミラノサローネで「TOKYO DESIGNERS WEEK in MILANO」を開催。今回は7年ぶりにミラノサローネに参加。

オリンピックの招致も決定し、世界から通目を集めた「TOKYO」
様々な価値が混在するコンテンポラリーな「TOKYO」をフラッグに
企業、デザイナーを中心に複合体としてデザイン・アート・ミュージックから、フード、
ビューティ、ライフスタイルまでTOKYOの今を伝えるエキシビションをミラノサローネで開催。
クリエイティブのオールジャパンとしての文化の輸出を目指します。

説明では今後、秋に神宮外苑で開催、春にミラノで開催と、恒例にするとの事でした。

名称:TOKYO DESIGNERS WEEK in MILANO”TOKYO IMAGINE”
会期:2014年4月7日(月)~4月13日(日)
   プレスプレビュー:4月7日 15:00から
   オープニングパーティ:4月7日18:00から(予定)
   開催時間 10:00~21:00(最終日20:00)

会場:建物名 Padiglione Visconti
住所:Via Tortona 58

実行委員長:喜多俊之
主催:NPO法人デザインアソシエーション

ミラノサローネはロー・フィエラ(見本市会場)で行われるインテリアの国際家具見本市(Salone Internazionale del Mobile)と市内各地で行われるデザインイベント、フォーリ・サローネの総称で、今回出展する場所はミラノ中心部にあるトルトーナ地区になります。

フォーリ・サローネで注目度の高い人気のエリア「Zona Tortona」では毎年企業やブランド、トップクリエイターの展示などが行われる刺激的なエリアで「Tortona Design Week」として、エリアでオーガナイザーされていて、2013年のトルトーナデザインウィークは13万人以上の来場者があったそうです。


大きな地図で見る

【デザイナーブースについて】

面積はW2000×D2000mmとW2000×D1000の2サイズで、「の音」はW2000×D1000の小さい方にしました。展示台は高さ300mm、600mm、900mm,1200mmから選択でき、出展費用に展示台とスポットライトが1灯含まれているとの事でした。

台の加工や照明の追加、電力の設置については、追加費用で対応いただけるようで、別途アンケートにより希望を伝えることになります。

幅が2mあるので、「の音」と「の音PRO」を2台~3台展示して、来場者のiPhoneで試聴できるようなレイアウトにできないか検討中です。展示台に衝立のような追加加工がしてもらえるか確認してみようと思います。

あと、個人の荷物などは保管する場所がないので、展示台の下に扉を付けて保管できるようにすると良いですよとのアドバイスもありました。展示物の盗難などもゼロではないので、心配ならワイヤーをつけるなどの対策も必要との事でした。

【出展物搬送について】

船便と航空便でスケジュールは違ってくるのですが、費用の安い船便だと1月15日までに「カルネ用データ作成」と「輸送申込申請」を行い1月23日までに倉庫に納品する必要があります。4月の展示会ですが、船便だと約2ヶ月前に展示物が完成していないと間に合わないので、費用の高い航空便での発送になってしまうということのようです。ちなみに航空便は3月10日からカルネ用データの受取となっています。

当初「の音」は手で運べるサイズだから、ハンドキャリーでも良いかなと軽く考えていたのですが、同じように自分で展示品を持っていきたいという方が質問すると、通関がとても面倒なので、経験がない方はあまりお勧めできないとのお話がありました。

そもそも「カルネ」って何ですかということなのですが、ATA条約-(物品の一時輸入の為の通関手帳に関する通関条約)に基づき、外国へ一時的に物品を持ち込む場合、入国時、税関での免税扱いの一時輸入通関が出来る通関手帳の事だそうです。

今回は主催者が指定するトナミ運輸さんに依頼する事で、一括してカルネの手続きをしていただけ、個人ではとても煩雑な手続きを省けるようです。

ここは、安全を見て「の音」と「の音PRO」を1台ずつ船便で送っておくことにしました。あと、渡航する際にバックアップ用に「の音PRO」1台を身の回り品として持って行こうかなと考えてますが大丈夫かな?

【公式媒体情報】

ウェブサイト、プレスリリース、公式パンフレットに掲載する公式媒体用情報を1月24日までに各フォームから記入。

日本語と英語での提出なので、作品コンセプトの英訳どうしよう・・・。

【J-LOP助成金に関して】

助成金の説明が最後にあったのですが、出展費を除く、造作費、渡航費、宿泊費、運搬費等の半額が助成されるます。ただし、条件が非常に厳格なので助成を受ける場合は助成のフローに則って行わなくてはならず手続きが大変そうでしたが、今回は個別に申請するのではなく、デザインアソシエーションさんが窓口になることで、渡航費、宿泊費に関しては助成がうけられそうな感じでした。航空券の手配やホテルの予約などをどうするかは、デザインアソシエーションさんからの連絡を待っている状態です。

そうそう、イタリア語のレッスン続いてますよ。毎日朝と寝る前の30分ずつくらい。レッスン20のうちレッスン3まできました。耳は慣れてきたのかオウム返しはできますが、男性と女性と単数と複数で微妙にかわる語尾がややこしいですね。あと、やたら巻き舌が多いです(笑)。

それでは、また次回…。
アリベデルチ!





2014年1月5日日曜日

ミラノサローネへの道01 イタリア語のレッスンを始めました! 

みなさん、あけまして おめでとう ございます。ARUPaPaです。

今年も、【電源のいらないスピーカー「の音(no oto)」のブログ】をよろしくお願いいたします!


年末年始、みなさんどんなふうに過ごされましたか?

私は、青色申告の決算書作成のため、青色申告ソフトに入力作業をずっと行っていたのですが、元日にひどい眼精疲労を起こして、寝込んでしまうという失態を晒してしまいました。

調子に乗って、根を詰めたのと、老眼で合わなくなったメガネが原因だと思うのですが・・・。


さて、デザインアソシエーション主催「MILANO DESIGN WEEK 2014 @ TOKYO DESIGNER WEEK TOKYO IMAGINE クリエイターブース」への出展が運良く決まった「の音」ですが、そもそもミラノサローネって何ぞやと言う事を説明しないといけません。

が、しかし、ARUPaPaはミラノサローネはおろか、海外に行ったことがく、知ったかぶりでミラノサローネを語ることなどできません。知恵蔵2013の解説から抜粋すると「毎年4月に開催される「ミラノ国際家具見本市」の通称。会場総面積22万平方メートル。出展約2600社、入場者は6日間で約22万人という、世界最大規模の家具見本市である(数字は2006年度)。」ふむふむ。

私はフリーランスサーとして独立する前に、住宅設備メーカーのインハウスデザイナーとして11年ほど勤めていたのですが、住宅設備のデザインのトレンドを調査する為、ケルンメッセとミラノサローネにデザインや企画、設計のスタッフが海外視察に行くという事が行われていました。要するにヨーロッパの最先端のデザインや技術をいち早く持ち帰り、自社の商品開発に取り入れなさいというミッションだったと思います。

残念ながら、私は一度も視察メンバーに選ばれることなく、フリーランサーとして独立したのですが、この時、海外に初めて行くのは、ミラノサローネに出展する時にしよう!という事を目標に掲げました。

「会社の業務で視察(受信)しに海外に行くのではなく、自分のデザインを出展(発信)しに行く…。」


計画では数年先と予定していたのですが、今回、デザインアソシエーションさんにチャンスをいただけたので出展を決意しました。スケジュールもキツキツで出展にかかる資金の準備もこれから、展示する「の音」をどこまでブラッシュアップできるか、いろいろ不安もあり、大きな挫折を味わうかもしれませんが、自分が決めたことなので思いっきりチャレンジしてこようと思います。

まずはパスポートの申請をしないといけないですね。明日、役所が開いたら書類取りにいきます。ちなみに証明写真は昨年末に撮りました(笑)


で、英会話は中学英語も怪しいレベルなのですが、年末に決めておいたイタリア語会話を「ロゼッタストーン TOTALe」でゼロから始めることにしました。1月1日に3ヶ月オンライン版に入会し、ちょっとした時間にレッスンしています。教科書や日本語の解説がまったくないので、イメージ写真とイタリア語を直接結びつけるようなレッスン方法ですが、iPhoneアプリでゲーム感覚で気軽に出来るのが良いですね。カチカチになった海馬に鞭打って3ヶ月でどれくらい会話できるようになるのかな?


TOTALeはiPhoneだと、ヘッドセットが無くてもレッスンはできるのですが、内蔵スピーカーの音はボリュームを上げると、ちょっと音声が割れた感じになるので、「の音」を使ってレッスンをしています。YouTubeに比較動画をアップしましたので、良かったらご覧下さい。「の音」は語学学習にも相性がとっても良いですよ!

それでは、また次回…。