2014年2月10日月曜日

ミラノサローネへの道07 「の音concept」は国産竹集成材を採用

みなさん、こんにちはARUPaPaです。
ボンヨルノ~。

先週末の関東は大雪でしたが、「の音concept」のキャビネット用素材の打ち合わせをする為に、奈良県桜井市の株式会社竹田木材工業所に行ってきました。

8日土曜日の朝に出発した時にはすでに3cmくらい積雪がありましたが、とりあえず東京駅まで出て、新幹線の運行状況により判断する事に。駅までタクシーを使おうと思ったのですが、タクシー会社は軒並み話中。駅まで、雪の中歩くことに・・・。雪があると、キャリーケース引っ張るのってすごく重いですね。今思うとキャスターよりソリが付いてたほうがきっと楽に運べますね。ソリアタッチメントとかあるのかな?

東京駅はとても混雑していて、新幹線の切符売り場は長い行列が出来ていました。東海道新幹線は動いていたので、一旦行列に並んでみたものの相当時間がかかりそうなので、列を離れ自動券売機に行って京都までの乗車券と特急券を買おうと操作したのですが、乗車券の往復切符が買えないのが判明して、再び窓口の列へ。30分以上並んで往復乗車券と特急券を購入したのですが、なんと、距離が足りずに往復割引にならないのですね。だったら、わざわざ並びなおさずに自動券売機で買っとけばよかった、トホホ・・・。事前に調べておけば何のことはないのですが、一つ勉強になりましたよ。


東京を出発したのぞみ161号は新横浜の手前でストップ&ゴーを繰り返し、運休が頭をよぎりましたが、小田原駅で雪落としの停車をした後は順調にスピードを上げ、京都に1時間ちょっとの遅れで無事到着。関西方面は小雨が降っているくらいで、近鉄鉄特急と近鉄大阪線を乗り継ぎ、3時前に竹田木材工業所さんに入りました。


今回のミラノサローネ向け展示モデルの制作のご相談に快く応じてくださった竹田社長さんは、素材としての竹を建築やインテリア製品だけでなく、工業製品に応用する事が可能な竹の突板(紙のように薄くスライスしたもの)を日本で唯一製造できる企業で、ミズノの矢(和弓用)や高級車のインテリアにも採用実績があります。矢には竹の突板がくるりとラミネートされているのですが、意匠はもとより、矢の飛翔性能にも貢献しているそうです。

竹田社長さんはミラノサローネにもとても興味があるそうで、今回のスピーカーの素材に国産竹集成材を使うという私の提案に理解をしていただき、試作用の材料を提供していただけることになりました。急で勝手なご相談にもかかわらず、快くご対応いただいた竹田社長に心から御礼申し上げます。

あとは、なんとかミラノ出発までに「の音concept」の試作を間に合わせるしかないですね。加工についても、竹集成材をちゃんと切削加工できるか課題はありますが、職人さんのご協力をいただいて、なんとか完成できるように頑張りたいと思います。



打ち合わせ後、京都駅まで戻り帰宅か一泊か判断する事にしました。新幹線は動いていましたが、都内の在来線が止まっているようなので、駅近のホテルが空いていないか検索するも、京都、土曜日、予約なし、でそう簡単に見つからず荷物をゴロゴロ引っ張って駅を出ました。



1件目のビジネスホテルはツインしか空きがなく、京都タワーの近くを歩いていると旅館の玄関に「空きあります」の張り紙を見つけ即決。畳に布団、大浴場と言っても寮の風呂くらいですが、快適な一晩を過ごして、翌日朝早く宿を出て帰路につきました。新幹線は5分ほどの遅れで東京に着き、京浜東北線も通常運行していました。一泊して正解でしたね。


それでは、また次回・・・。
アリベデルチ!



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