2014年5月14日水曜日

ミラノサローネへの道15 3日目プレスレビューとオープニングパーティー

みなさん、こんにちはARUPaPaです。
ボンジョルノ~

ミラノ滞在3日目の4月7日(月)は午前中に会場の清掃などのを行い、13:00からプレスレビュー、17:00からオープニングパーティーと続き21:00閉場というスケジュールでした。

ホテルで朝食を済ませ、地下鉄に乗って会場へ向かいます。この日は月曜日なので、ホテルから地下鉄の駅に向かう歩道橋でお仕事に向かうビジネスマンとすれ違いました。ホテルの近くにはエリクソンなど会社のビルがあり、平日の通勤風景なんですね。Porta Genova FS駅から会場に向かう道の歩道の両脇にはスクーターがビッシリ!

歩道の両脇に駐輪したスクーター

会場に入って「の音」の展示台を掃除していると、床の養生を剥がしてカーペットの掃除が始まりました。直前まで清掃作業していて間に合うのか心配でしたが、プレスレビュー前にはちゃんと準備が整いました、流石です。

会場は大きな倉庫のような空間なのですが、40年前は工場だったそうです。現在は展示会で使ったり、スカラ座の稽古場として使われているんだそうです。天井に明り取りの窓があるので、日中はとても明るくて気持ちの良い空間です。

準備が終わったTOKYO IMAGINE会場
ちなみに「TOKYO DESIGNERS WEEK in MILANO 2014」の会場では次のコンテンツが開催されました。

TOKYO IMAGINEの会場で配られたパンフレット(B1サイズ)
<TOKYO IMAGINE 開催コンテンツ>
■CHINTAI×DESIGN ASSOCIATION TOKYO MERRY-GO-ROUND by ASAMI
KIYOKAWA
■TOKYO IMAGINE VISION supported by ABLE Hosho,inc.
■ASIA AWARDS TOKYO AVANT-GARDE FASHION
■伊藤若冲インスパイア展
■そごう西武×MUSUBI 大風呂敷展
■TOKYO CREATIVE(企業)
■TOKYO CREATIVE(デザイナー)
■Media Art-Japanese Creativity×Technology-
■Things for Japanese food by KITA'S
■Things for Japanese food by HUgE
■Things for Japanese food by WAO
■DASHI POWER
■SUSHI POWER PARTY

※デザインアソシエーション作成の資料より抜粋、詳細については主催者WEBページをご覧下さい。

この日に会場全体の写真を撮ったので、TOKYO CREATIVE(デザイナー)の展示台の様子をご紹介します。尚、CREATOR名及びTITTLEは主催者WEBページに準じています(敬称略)。※撮影禁止の表示がある展示台についてはモザイク処理しています。また、この時点で準備が終わっていない展示台もあります。

[ CREATOR ]木継則幸/荒川健司 [ TITLE ]サブジェクティブ・ワールド
[ CREATOR ]手島 領 [ TITLE ]妄想TOKYO 2020
[ CREATOR ]石渡 昌太 [ TITLE ]ラピロ
[ CREATOR ]片岡 哲 [ TITLE ]ロボットスーツ "HAL"
[ CREATOR ]藤木 淳 [ TITLE ]マテリライゼーション 「濃淡」
[ CREATOR ]河端 伸裕[ TITLE ]の音
[ CREATOR ]山口 光 & やまぐちデザイン研究室 [ TITLE ]手から生まれたかたち - 残すべき技のアイコンとして -
[ CREATOR ]北村 隆浩 [ TITLE ]ダロン
[ CREATOR ]戸田 光祐[ TITLE ]KUROKODOHGU
[ CREATOR ]吉川 剛[ TITLE ]Origami vase / Piece
[ CREATOR ]笠原 英里子 [ TITLE ]ハナヒョウタン
[ CREATOR ]林 篤弘 [ TITLE ]a×b=∞ 撮影禁止の為モザイク処理しています
[ CREATOR ]小関 隆一 [ TITLE ]Bottled 展示準備中でした
[ CREATOR ]まとふ 堀畑裕之 関口真希子 [ TITLE ]matohu - 伝統から生まれる創造へ
[ CREATOR ]照明作家 谷俊幸[ TITLE ]誇れ 06
[ CREATOR ]並木 紀之[ TITLE ]マグネシウム空気電池を使用した、様々な"あかりプロダクト"
[ CREATOR ]F.M.S.[ TITLE ]Flower light
井上さんの展示台の写真を撮り忘れていましたすみません・・・。



特にオープニングのアナウンスや式典もなく、プレスレビューが始まりました。ゆる~く始まるのはやっぱりイタリア式なんでしょうか(笑)

オープニングパーティーではSUSHI POWER PARTYと題してミシュラン3つ星「鮨 水谷(銀座)」の水谷八郎氏、「鮨 はま田(横浜)」の浜田剛氏、「鮨 太一(銀座)」の石川太一氏により招待客と出展者に寿司が振舞われました!SUSHI POWER PARTYは4月7日(月)と8日(火)の2日間のみ開催され、その後はそごう西武×MUSUBI 大風呂敷展の展示会場に模様替えされました。

会場の一角が工学院大学の「ゆれる輪郭」という白い布を細くスリットして厚さ30cmくらいに重ねたカーテンのような仕切りが出来ていて、順番待ちの列にしばらく並んだ後中に入ると、そこは白衣の寿司職人さんと割烹着の女性スタッフがおもてなしをする日本の空間になっていました。

寿司は赤身2貫、中トロ、大トロ、イカ、エビの6貫で、ネタは現地のものを使用しているそうですが、どれも美味しかったです!お昼に食べたピザのアンチョビがやたら塩辛くて舌が痺れてなければもっと美味しさが伝わったと思いますが・・・あと、エビはアレルギーがあって食べれないと伝えると鉄火巻に変えてくれました~わがまま言って本当スミマセン。月桂冠の純米酒はパトリシア・ウルキオラと「秀峰窯 竹内裕」とのコラボレーションの練り込みカップで振舞われカップはお土産としてプレゼントされました。

SUSHI POWER PARTYを待つ行列
SUSHI POWER PARTYのカウンター
月桂冠の純米酒とパトリシア・ウルキオラの練り込みカップ
そうそう、飛行機で隣の席になったイタリア人のリカルドさんが私を訪ねて来てくれました!わざわざ来て頂いたのと、ちゃんとコミュニケーション取れていたんだなということに感動です(泣)折角来て頂いたので、SUSHI POWER PARTYのインビテーションカードを1枚差し上げたら大変喜んでくれました~。

訪ねて来てくれたリカルドさん
この日はお寿司を食べて贅沢したので、出展者の大阪のデザイナーの林さんに安い立ち飲み屋さんに案内されて軽く飲んでから帰る事にしました。林さんの展示台は中に荷物が置けるように鍵付の扉があって、展示期間中に私物を一時的に置いておくのに利用させていただき、大変お世話になりました。

Porta Genova FS駅からナヴィリオ運河に向かう道の途中にある飲み屋で、1杯1ユーロのワインと1ユーロのチーズとハムのつまみを食べながら、いろいろお話ししたのですが、林さんとは気取らずにお話しできて、ミラノに来てからの緊張感が和らぐような楽しい時間を過ごすことが出来た気がします。林さんの宿泊先は反対方向なので、Porta Genova FS駅別れてからは夜の地下鉄を1人で乗り、ASSAGO Milanofiori Forum駅からの例の大きな歩道橋を渡ります。夜1人で渡るのは若干緊張しますね・・・

ワイン1杯1ユーロの安い酒場

夜渡るのはちょっと怖い?


それでは、この続きはまた次回・・・。
アリベデルチ!





2014年5月8日木曜日

ミラノサローネへの道14 2日目出展者施工(後編:展示品の設置とドゥオーモの視察)

みなさん、こんにちはARUPaPaです。
ボンジョルノ~

やっとの事で展示会場にたどり着き、デザインアソシエーションの担当の方に到着の報告をして出展者パスをもらいました。船便で送った「の音」と「の音PRO」が倉庫から運ばれてくるのを待っている間、トナミ運輸の担当の方がいらっしゃったので、マルペンサ空港で税関が分からずに到着ロビーに出てしまった件を相談してみたのですが、そんなに心配しなくても大丈夫じゃないですかと言われました。国によってはとても厳しくチェックされる場合があるらしいので、その担当の方もイタリアは「ゆるい」みたいな事を言ってました(笑)私の場合、初海外、初出展だったので、念のため展示品とパンフレットの輸出許可証を持参したのですが、他の出展者でハンドキャリーの輸出許可証を用意していた方がいたかどうかは分かりません・・・。

しばらくして、船便の荷物が隣の展示台の前にすでに到着している事に気付きました。別の場所にある倉庫で木箱から出され、内箱だけの状態で展示会場に運ばれているので、1月にトナミ運輸さんに指定された国内倉庫に送ったゆうパックの箱が2個ありました。開梱して「の音」と「の音PRO」をチェック。グリルの割れやキャビネットにキズもなく、とても良い状態で運ばれていました。トナミ運輸さん、ありがとうございました!

「の音」の展示台
ちなみに展示台に電源を通す穴加工や展示台の上に置くキューブ3個は出展費用の範囲内で対応していただいたのですが、なるべく現場の方が分かりやすい形状にしていたので、ほぼ図面通りに仕上がっていました。左隣の展示台は奥に仮設の壁を立て、バッグの展示に使うピンを10本ぐらい取り付ける追加加工だったのですが、仮設の壁が薄い板のフラッシュ構造らしく、指定の位置だとビスが効かないので、なんどもピンの取り付け位置を変えてもらっていたのですが、腕に立派な絵を入れたイタリアーノの職人さんが相当イライラしながら電ドラでビスを打っていて、お隣さん喧嘩にならなきゃいいけどとヒヤヒヤしながら見てました・・・。

ちなみに展示台の材料は化粧版ではなくボードに壁用のペンキをローラで塗ったペイント仕上げで、当日もまだペンキを塗っているところもあり、さわると色移りはしないものの、まだしっとりとして生乾きの状態です。

そうそう、「の音」の盗難対策は当ブログでもご紹介したとおり万全を期していたので、レイアウトが決まったら木ネジで展示台にそれぞれ固定して終わりですが、他の出展者の多くの方は盗難対策をまったく考えていなかったようで、急遽ワイヤーやテグスで展示品の固定をしていました・・・。ちゃんと盗難対策するようにマニュアルに明記されていたのですけどね。

展示品を設置したところ、後ろの操作盤は想定外(笑)
無事展示品の設置も終わったところで、ミラノサローネに毎年来ているという出展者の方に明日から人が極端に増えるので、今のうちにドゥオーモを観ておいた方が良いとの助言をいただき、タクシーでドゥオーモまで視察に行きました。広場は多くの観光客で賑わっているのですが、スリも多いらしいので注意しながら写真を撮ります(笑)写真では大きさが伝わらないですが、高さ108.5m、奥行き157m(数値は地球の歩き方'13~'14 ミラノ ヴェネツィアと湖水地方より)もある巨大な建造物です。500年の歳月をかけて完成させた世界最大のゴシック建築の物凄さは私の稚拙な文章ではとても表現できません。ただ一つ言えることは、日本で同様の衝撃を受けるような建築は無いと言うことでしょうか。

夕日に光るドゥオーモ
ドゥオーモ内部にはセキュリティチェック(バッグの中を見せる)の後、無料で入れました。入り口を入ると内部は香炉の煙で満たされていて、奥がかすんで見えるほど高さも奥行きもある大空間が広がっています、巨大な大理石の列柱、薄暗い内部から見るステンドグラスの明るさや鮮やかさ、どれも息を呑むほどに圧倒されるのですが、残念ながら10分ほどすると閉場のアナウンスが流れました。何ヶ国語かが続けて流れ、日本語でも閉場の案内がありました。彫刻やステンドグラスをじっくり一つ一つじっくり見ることはできず、また事前に調べていなかったので、どこに何があるといった解説を踏まえた視察できなかったのですが、空間の放つ荘厳さは十二分に体感できました。

ドゥオーモ内部
ドゥオーモ内部から見るステンドグラス
この後、レオナルド・ダ・ヴィンチ像を観にガッレリアを通り抜けました。ガッレリアは石造りの建物を鉄とガラスのアーケードで結んだ、日本で言うところの商店街なのですが、床のモザイクや壁面のレリーフ、十字路中心の上部にあるフレスコ画など、建物自体が博物館のような佇まいです。プラダ本店など高級ショップばかりなので、ここで買い物をすることは無いですが・・・。

十字路中心付近の床に雄牛のモザイクがあって人だかりが出来ていました。なんでもイチモツ付近が磨り減って窪みになっていて、そこに踵を乗せてくるっと3回転したら幸せになれるという言い伝えがあるそうです。順番待ちがいっぱいいたので、スルーしてガッレリアをまっすぐ抜けるとレオナルド・ダ・ヴィンチ像があるすから広場に出ます。

ダ・ヴィンチ像の周りは円形状にベンチがあり、憩いの場となっていました。ダ・ヴィビンチ像はクリエーターの聖地らしく、多くのデザイナーが巡礼に訪れるそうです。ベンチで少し休憩し、案内をしてくださった出展者の方とナヴィリオ運河のリストランテまでタクシーで移動し、夕食を食べてから地下鉄でホテルに戻りました。

ドゥオーモ広場から見たガッレリア入り口

ガッレリア内(スカラ広場からドゥオーモ広場方向)

レオナルド・ダ・ヴィンチ像
2日目にミラノの名所の視察に行くのは予定外だったのですが、今思えば元気なうちに、そして見るもの全てが新鮮に映るうちにドゥオーモを見れたのは良かったです。

あと、私も国内でダビンチに関する展示会はなるべく行くようにしていますし、ミラノ滞在中にダ・ヴィビンチに関するものが多く視察できるといいなと、そんな風に考えていました。

それでは、この続きはまた次回・・・。
アリベデルチ!





2014年5月2日金曜日

ミラノサローネへの道13 2日目出展者施工(前編:会場までの長い道のり)

みなさん、こんにちはARUPaPaです。
ボンジョルノ~

時差ぼけと税関の事がやっぱり気になり、2時間くらいで目が覚めてしまいました。iPhoneでマルペンサ空港について調べても要領を得ないので、この件についてはデザインアソシエーションの現地責任者の方に報告することにして、持参した「ヤザワ トラベルマルチクッカー」でご飯を炊きました。お米は無洗米を1合ずつ小分けにして9合ほど用意していたので、ほぼ毎日炊飯し1日1回はご飯をたべることが出来たおかげかホームシックにはなりませんでした。

美味しい無洗米の炊き方は、230ccの水を鍋に入れ、無洗米1合を静かに均等に鍋に入れます。30分ほど水につけた後ヒーターの電源を入れ25分加熱したら出来上がり。ゆかりをかけて食べる炊きたてご飯は格別の美味しさです。グルメではない私にとって、ミラノ滞在中で一番美味しかったのは間違いなくこの炊きたてご飯でした(笑)

1合炊いたご飯の1/3を食べたら、1/3でお弁当用に小さなおにぎりを作り、鍋についたおこげに「あさげ」と水を加えて雑炊を作って食べました。こうすると鍋がきれいになって洗うのが楽になるのでお勧めですよ。あと、「わかめスープ」を入れて作ると中華粥風になってこっちもグッド。

※ホテルのコンセントで電熱器を使う場合、洗面所にあるシェーバー専用のものは出力が小さくて使えないので注意してください。あと、機器本体の電圧の設定や地域にあった変換プラグが必要なので、事前に調べておくと良いです。ちなみにミラノのコンセントはCタイプです。

ミラノ滞在中いちばん美味しかった炊きたてゆかりご飯

そうそう、滞在したホテルはツインで広すぎるくらいだったのですが、海外はシングルってないんですかね。広いのは良いとして、両側の部屋の声や生活音が筒抜けなのはいただけません。なんせ4/8~4/11のミラノサローネ期間中は1泊1室¥45,260-もするんですよ・・・。蛍光灯の「ブーン」ていう音もうるさかったなぁ。

滞在したホテル nH Milanofiori

2日目は出展者施工日なので、小さいキャリーに7,000枚のパンフレットと「の音concept」、簡単な工具一式を詰め、出掛ける用意をしてホテルのロビー階(日本の1階)のレストランで朝食のバイキングを少し食べてから最寄の地下鉄M2号線(グリーンライン)ASSAGO Milanofiori Forum駅まで徒歩で移動しました。少し迷いつつも昨日タクシーで通った景色を思い浮かべながら高速道路を渡る大きな歩道橋を渡る必要があることに気づきます。一見歩道橋には見えないですね。こういう違いも楽しむためにiPhoneのナビは使わず、紙の地図と感を頼りに行動するようにしました。ちょうどこのあたりでカラスを見かけたのですが、黒とグレーのツートンカラーでしたよ。

ホテルから最寄駅へ渡る歩道橋(4月11日撮影)

長い歩道橋を渡ると地下鉄の券売機が4台くらいあるのですが、買い方がさっぱり分からずにモタモタしていると、ジプシーらしき男がやってきて、「ここを押せと」世話を焼きます。言われるままに3.7ユーロの切符を買って、自動改札を通るとその男も後ろから強引に改札を通り抜けました。どうやらタダ乗りする為に、誰かが改札を通るのを待っている常連さんなんでしょうね。階段を下りるとホームの端のほうに去っていきました。ASSAGO Milanofiori Forum駅は地下鉄と言っても地上にホームがある終着駅です。事務局の案内では5分おきに運行しているとの事でしたが、休日の朝の時間帯は1時間に2本しか運行しておらず、ホームでしばらく待つことになりました・・・。結局後で分かったのですが、切符の値段は市外料金が適用になり、展示会場最寄り駅のPorta Genova FS駅までは2.55ユーロでした。きっとジプシーらしき男にからかわれたのでしょうね。ちなみに市内料金は1回1.5ユーロで90分間有効の切符や1日券などがあり、バスやトラムも共通で使えるので、これらを上手に乗りこなすとミラノサローネの視察もより多く回れるのだと思います。ただ、日本でもなれていない都市のバスに乗るのは不安があるくらいなので、異国の地のバスを乗りこなすのは相当上級者じゃないと難しいかもしれません。

ジプシーに世話を焼かれて買った3.7ユーロの切符
ASSAGO Milanofiori Forum駅ホーム

地下鉄は電車の外側、内側、窓ガラスすべてに落書きが施されています(笑)。旧型の車両は駅名表示などのインフォメーションがなく、ドアの開け閉めがとても乱暴で、初めて乗った時はとても緊張しましたよ。ちなみに新型の車両には液晶モニターが搭載されていて停車駅の表示や防犯カメラの画像が表示されたりしていましたが、それにしても日本の駅や電車がいかに過剰な情報やアナウンスであふれているか良く分かります。街も電車もそうですが、落書きは多いけど広告が少ないので、かろうじて調和が保たれているような気もしましたが気のせいでしょうか・・・。

西洋画で見た事あるような防風林?(4月11日撮影)
かっこいい電車の車庫(4月8日撮影)

地下鉄は郊外の田園風景をしばらく走った後、地下に入ります。途中西洋画で見た事あるような並木や車両基地などが見れます。Porta Genova FS駅で降り、緑の表示でuscita(出口)と書いてある方へ進みエスカレーターを上がって自動改札に切符を入れると赤いランプが点灯して出られません。中央に駅員がいるガラス張りの小部屋があって、駅員がスマホのゲームをしながらうたた寝していたので、ガラスをコンコンと叩くと、ビクッとしてずっこけた後出てきてくれました(笑)。切符を見せ出れないとジェスチャーすると、そのまま出してくれました。イタリアはかなり適当なのを確信します。さらにuscitaのエスカレーターを出て、路面電車の石畳を渡り、事務局の資料の紙の地図を見ながら歩いたのですが、凸凹の石畳に7,000枚のパンフレットと「の音concept」を入れたキャリーバグは重いし、引っかかるしまったく役に立ちません。結局転がさずに持ち上げて移動する事が多くミラノでキャリーバッグは使えないと知りました。歩道が狭くて、電柱も多いけど、平らな日本の道は便利なのは間違いないですね。何度か道を迷い運河まで出てしまったのですが、日曜日の朝市を見ることが出来ましたよ。あぁ絵になるねぇちょっと写真撮っとこ。運河に出た事で、目的地の展示会場の反対側を迷っていたのに気付き、駅まで戻って駅員に聞いたりして、やっと緑色の歩道橋を渡ってトルトーナ通りに出る事が分かりました。地図で調べると12分足らずですね、重い荷物を担いで1時間ぐらいうろうろしてました(笑)ただiPhoneを使わず迷ったおかげで、その時にしか見れない景色を見たり、のちに食事に来たときに迷わずに案内出来たので、それはそれで良かったです。

ナヴィリオ運河の朝市

歩道橋を渡り線路を越え、トルトーナ通りに出ました。それから途中少し道を聞いたりしてTOKYO IMAGINE展示会場にたどり着きました。トルトーナ通りは想像とは違って駅に近い部分はかなり道幅が狭いです。駅に続く歩道橋がさらにボトルネックになっているので、ミラノサローネが始まるとこの通りから駅までの道のりは都内の終電を待つホームくらい混雑する事になろうとは、このとの時点ではまだ知る由もありません・・・。

線路を超える緑色の歩道橋(4月9日撮影)
トルトーナ通り(4月11日撮影)
TOKYO IMAGINE展示会場



それでは、この続きはまた次回・・・。
アリベデルチ!




2014年4月28日月曜日

ミラノサローネへの道12 ミラノ初日やっとの事で滞在先のホテルへ

みなさん、こんにちはARUPaPaです。
ボンジョルノ~

マルペンサ空港に無事到着し、隣のイタリア人ご夫妻に「アリベデルチ!」と挨拶した後、飛行機を降り、長い通路を歩いて到着ロビーに向かいました。入国審査でパスポートにスタンプを押してもらってから、ターンテーブルでチェックイン貨物を受け取ったまでは良かったのですが、税関が見つかりません。仕方なく人の流れについて行くと外に出てしまいました・・・。

外に出る自動ドアは一方通行なので、引き返すこともできないのでとりあえず案内所に行き、おばさんに成田でハンコを押してもらった輸出許可証を見せて税関(ドガーナ)はどこか聞くと、2Fの出発ロビーに行けというのですが、今到着したばかりなのに出発ロビーに行くのは変ですよね?ここは、しらばっくれて一旦ホテルへ向かう事にして、特急券売り場へ行きカドルナ駅までの切符12ユーロを購入したのですが、20ユーロ払ってお釣りを渡されるときに、英語で「このお釣りの中から2ユーロを私にくれ!」みたいな事を駅の職員の姉さんが言うのです。「No!」と首を振ると「ちぇっ」って感じで隣の職員と世間話を始めました・・・。恐るべしイタリア、日本の常識はもう通用しません。

ホームに下りて停車中の特急に乗り込んだのですが、本当に税関通ってないけど大丈夫かな~という不安が込み上げてきて、やっぱりもう一度確認してからにしようと、出発待ちの特急を降りて空港の到着ロビーに引き返しました。途中、高校生ぐらいのスリっぽいのが居る中、緊張して大きな荷物をゴロゴロ引っ張っていると、ロビーに日本人シニア団体ツアーの方がベンチで休憩していたので、マルペンサ空港の税関について聞いてみることにしました。あぁ異国の地で言葉が通じるってありがたい!ベンチに座っている男性に事情を話してみると、それなら添乗員さんが詳しいと思いますよというので、女性の添乗員さんに相談すると、もう税関は通っているので心配する必要はありませんよと、心強い回答をいただきました。他の国は別だけど、イタリアは結構「ゆるい」らしいです。のちのち、この「ゆるさ」は身をもって実感する事になるのですが、やはりここでも日本の常識は意味がないのですね。

添乗員さんのおかげで安心出来たので、特急のホームまで引き返しました。左のホームに下りると若い5人組くらいの男女がいて、兄さんに英語で「ミラノ市街に行くのはこのホームで良いのか?」みたいな事を聞かれたので、「アイム ニュー ヒアー」と答えました(笑)残念ながら、自分も良く分からんのよ・・・。ベンチに座って列車を待っている間に成田で借りたグローバルWi-Fiの設定をiPhoneで行っていると、反対側のホームに列車が入っていました。あぁ反対側だったんだ・・・。


ドアについている丸いボタンを押すとドアが開きます。椅子に座ってしばらくすると、発車のベルやアナウンスもなく、17:26発MALPENSA EXPRESSはカドルナ駅に向け出発しました。夕暮れの田園風景を走り、列車は36分かけて20:02にカドルナ駅に到着しました。

駅に着くと最初に感じたのはタバコ臭さ。駅のホームには数メートル間隔で大きな灰皿があります。タバコを吸う方にはイタリアは天国かも(笑)。駅の改札まで行って、切符を出そうとポケットを探しても見つかりません。あれっ切符なくした?ベンチに座ってスリを警戒しつつ、くまなく探しても見つからないので、「駅員に切符を無くした」とボディーランゲージで伝えると、「いいから、こっちから出れ!」みたいな事を言われて駅の改札を出る事ができました。その時は、この人親切だな~と思っていたのですが、イタリアでの滞在を続けていると、言葉も通じないし面倒くさいから「行け行け」って感じであしらわれたのが本当のところなんでしょうね。

カドルナ駅から地下鉄グリーンラインで滞在先のホテルに向かう予定だったのですが、日も暮れて駅の周りは多くの若者がたむろしていたので、ここで始めての地下鉄は危険と判断してタクシー乗り場へ。プリウスのタクシーが停まっていたので、やや年配の運ちゃんににホテルの名前を見せると大きな荷物を見てリヤハッチを開けました。大きいトランクは20kg以上あるので、「お前反対側持て」とジェスチャーで言われ、運ちゃんと一緒にトランクをプリウスに積み込みます。なんか滑稽だなと思いつつタクシーに乗り、プリウスはカドルナ駅から石畳のガタガタ道を走ります。夜のミラノの街はオレンジ色の街灯に石造りの建物が照らされていたのですが、建物の石の壁は落書きだらけです。こんなに落書きが多いとはちょっと意外でした。

プリウスは高速(アウトストラーダ?)に乗り120km/hくらいで軽快にを飛ばします。しばらくしてホテルの看板nH MILANOFIORIが見えると、あれがそうだと言うような事を言って一般道に降り、ホテルの車寄せへ到着。料金の25ユーロを用意して、運ちゃんとトランクを下ろそうと車の後ろに行くと、運ちゃんが「お前は手伝うな」みたいな事をしきりとジェスチャーします。後ろを見ると私服のドアマンらしき男が立っていて、「そいつにチップを払え」みたいな事を言うのです。ドアマンらしき男にチップ2ユーロを払って、再び運ちゃんとトランクを下ろそうとすると、「お前は何もしなくていいんだ」みたいな事を言われ、そうかこのドアマンらしき男の仕事なんだとやっと理解しました(笑)

運ちゃんに25ユーロ払って「グラッチェ」と言うと、にっこり笑って「プレーゴ」と言って走りさります。あっ領収書もらうの忘れた・・・。ドアマンらしき男に案内され、ホテルのカウンターでパスポートを見せチェックインしました。空港もホテルもチェックインはパスポートを機械に通すだけで良いのですね。カードキーと日本語の案内書、Wi-Fiの設定をもらい、4F(日本だと5F?)の部屋へ。2ユーロのチップをもらったドアマンらしき男は部屋まで案内すると、満面の笑みで帰っていきました。


やっとの事で部屋につきましたが、疲れてはいるものの時差ぼけと興奮で眠れません。2回目の機内食で出て食べずにとっておいたクラッカーとクリームチーズと持参した電熱器でお湯を沸かしコーヒーを作り簡単な夕食を取ります。それから、トランクの荷物を出して風呂に入って下着の洗濯をしました。

風呂上りにかみさんが、持たせてくれた黒糖を口に含むとしみてきます。あー疲れがとれる・・・。特急の切符は添乗員さんと話した時に無くしたのかもとか、飛行機やホテルでの生活を考えるとスリッパを持ってくれば良かったとか考えつつ、ダンボールで簡易スリッパを作り、11時ごろ就寝しました・・・。

ミラノでの初日はこんな感じで大変でしたが、なんとか無事滞在先のホテルまでたどり着くことができました(笑)

それでは、この続きはまた次回・・・。
アリベデルチ!




2014年4月24日木曜日

ミラノサローネへの道11 長い長い飛行機の旅

みなさん、こんにちはARUPaPaです。
ボンジョルノ~

成田12:55発アリタリア航空AZ787便の入り口でCAさんに「ボンジョルノ~」と挨拶して搭乗し、左の主翼後ろあたりの窓側の25A席に座りました。エコノミークラスは狭くて大変という話しは聞いていましたが、まさかこんなに狭いとは・・・。やや痩せ気味な私でもきっついのだから、大柄な方はさぞかし辛いんでしょうね。これでは、エコノミー症候群になるのも納得です。通路側は選べなかったものの、窓側の席を選べたので景色を楽しめたので気晴らしになりました。


往きの成田からマルペンサまでは12時間30分かかります。AZ787便は一旦北上して北海道の西をかすめてロシアへ、窓の下には荒涼とした雪景色が続きます。建物や道路など人の気配がまったくない切り立った山々、凍って真っ白な河、延々と南へ続くクネクネした河やモコモコした雲、広大な雪原・・・。




行けども行けどもロシア上空です(笑)。乾パンのようなスナックと飲み物のサービスがあり、最初の機内食は日本食とイタリアンから日本食を選択。焼きたらこが乗ったご飯に煮魚、里芋の煮付け、ナスの煮浸し、ブロッコリー、きんぴらごぼう、豆、昆布の煮しめ、サラダ、イチゴのムース、コーヒー、マンゴーアイスと品数も多く、グルメでない私には十分すぎる美味しさでした。退屈しのぎにMOLESKINEのノートに旅日記を書いて過ごします。


そうそう、前日に飛行機の騒音対策にBluetoothで接続するノイズキャンセリング付のワイヤレスステレオヘッドホンMDR-NWBT20Nを買ってしまったのですが、Bluetoothって飛行中には使用できないんですね。Wi-Fiだけじゃないんですね。前日に家に帰ってから気づいたので、かみさんにノイズキャンセリング付ウォークマン本体を借りといて正解。機内の騒音はほとんど気にならなく過ごせましたよ。

ただ、狭い座席にずっと座っていると、だんだん手足が痺れてきます。左手はつったような状態になりました。これは、エコミー症候群の前兆でしょうか。こまめに水を飲んで、狭い空間で手足の屈伸やストレッチを遠慮がちにやって、隣のご夫妻がトイレに立つ時に一緒にトイレに行くことにしました。トイレの順番待ちの時に膝の屈伸や踵の上げ下ろしなどして体をほぐしておきます。

日本時間の16時頃にCAさんからブラインドを閉めるように指示がありました。就寝する方がいるので消灯して機内を暗くするのですね。飛行機の左側は強烈な日差しを浴びていてブラインドが熱くなるほどです。

しばらくして、梅おにぎりとコーヒーが配られました。じっと座っているだけでもお腹が空くので、CAさんの仕事の大半は飲み物と食事のお世話なんだと思いました。アリタリア航空のCAさんは半分くらい男性でしたが、あの狭い通路をワゴンを押して約400人の乗客の食事の上げ下げを何度も行うのは、かなりの重労働なので、納得です。他の航空会社もそうなんですかね。


ロシアがそろそろ終わる頃、隣のイタリア人の方と頑張ってコミュニケーションを取りました。自分はミラノサローネに出展すると言う事を伝えると、トルトーナの出展会場の近くのホテルに滞在するので、遊びに行くみたいな事を言ってくれ、出展会場の住所をメモして渡しました。言葉でのコミュニケーションは諦め、折り紙でマスやツルを作るワークショップをしたり、隣のイタリア人の奥さんの「日本人の不思議」について難しい質問二つにはイラストによる筆談で頑張って回答しました(笑)

質問1、日本人の多くの人はなぜマスクをしているのか。

質問2、日本人は写真を撮るとき、なぜ「ピース」と言ってVサインをするのか。

みなさんなら、なんて答えます?


バルト海を越えたあたりで2回目の機内食が出ました。温かいパンと四角いハム3枚と丸いハム2枚、ポテトサラダにレタス、オリーブ、ケーキとクラッカー、クリームチーズ、コーヒー。アルプス山脈を超え、ヴェネチア上空を通って、(この間、曇っていたので、雲しか見えなかったのですが、隣のイタリア人の方がこの下はヴェネチアだよって教えてくれました)。高度を下げて窓から見えるミラノの町は赤茶色の建物の屋根と田園と森が広がっていました。約1万キロの旅を終えて、AZ787便は17時25分マルペンサ空港に無事到着しました。

【覚書】日本人のCAさんを見つけたので、機内で「入国カード」と「税関申告書」を書く必要があるのか尋ねたところ、どちらも該当する書類はありませんとの事。イタリア入国時に「入国カード」は必要ないのは分かったのですが、「税関申告書」も必要ないんですかね。ご存知の方いらしたら、ご教授くださいませ。

長くなりましたので、この続きはまた次回・・・。
アリベデルチ!









2014年4月21日月曜日

ミラノサローネへの道10 初めての渡航

みなさん、こんにちはARUPaPaです。
ボンジョルノ~。

初の海外で、初のミラノサローネ出展、しかも英語も全然ダメという状況での渡航でしたが、なんとか無事展示を終えて16日の朝帰ってきました!

時差ぼけも初めて体験し、電池切れで動けなくなるくらい疲労はしましたが、怪我や病気をすることがなく、10泊12日の日程を終えることができて、ほっとしています。帰国してからの時差ぼけもひどかったのですが、やっと今日すっきりしました・・・。

国際線の飛行機に乗るところから初めてづくしなので、ブログに書くこともたくさんあります。ミラノサローネのご報告はこれから数回に分けて投稿したいと思います。


4月5日の朝、かみさんと次男坊のお見送りで成田エクスプレスで成田空港に向かいました。出展用の荷物と10日分の身の回り品がつまった重いトランク2個とビジネスバッグ1つ。成田エクスプレスに乗るために東京駅に行くだけで一苦労です。荷物を運ぶのを手伝ってくれた、かみさんと次男坊に感謝!

成田空港駅ではパスポートを見せてゲートを通過します。お見送りの人も免許証などの身分証明が必要なんですね。かみさんは、たまたま免許証を持っていたのですんなり通れましたが、持ってないとお見送りは駅の改札までになってしまうのでしょうか?事前にちゃんと調べておかないとダメですね、何事も。

で、第1ターミナル4階まで上がり、事前に申し込んでおいたグローバルWiFiを受け取り行くのですが、ターミナルが広くて4階南Fカウンター付近のSKY GLOBAL WiFiカウンターまでなかなか辿りつけません。行ったり来たりしているうちに時間がどんどん過ぎるし、チェックインの1時間前に到着していても焦ります。

なんとかグローバルWiFiを受け取った後は、チェックイン貨物の「輸出・輸入託送品(携帯品・別送品)申告書とインボイスを税関に提出して輸出許可証として交付してもらう為に4階のインターホンから係官を呼び出す必要があるのですが、このインターホンの場所が非常に分かりにくい場所に、しかも分かりにくい状態で存在しているのです。インフォメーションで聞いても、なかなか場所が特定できなかったのですが、私がてっきり窓口のようなものと勝手に思い込んでいたからなのかもしれません。こんな案内表示板のようなカタチをしていたとは・・・。


インターホンを押すと、係官が3階から階段を上がって来てくれました。チェックイン貨物と機内持込手荷物の両方の書類があり、本来はそれぞれ、チェックイン前とチェックイン後に書類を提出する必要があるらしいのですが、係官の方が両方まとめて受け付けをしてくれて、一度3階に戻った後、ハンコを押して持ってきてくれました。ここまでで、チェックインの時間ぎりぎりになってしまい、急いでアリタリア航空の自動チェックイン機へ。パスポートの顔写真のあるページを機械に通すと、チェックインできるのですね。すでに通路側の席はすべて埋まっていて、仕方なく窓際の席を選びました。


エコノミークラスの預け荷物の長い行列に並び、大きいトランク1個を預けたら時間もあまりなくなってきたので、かみさんと二男坊と少し言葉を交わした後、セキュリティチェックを通ってエスカレーターで3階へ下ります。この時、4階のガラス越しにお見送りのかみさんと、次男坊と大きく手を振って行ってきますをしました。出国審査で審査官にパスポートと搭乗券を見せて、出国印を押してもらってから25番ゲートへ、ついに成田12:25発アリタリア航空AZ787便に搭乗しました・・・。

ミラノに渡航している間に長男坊の高校入学式があったりと、家族の理解がなかったら実現しなかった今回のミラノサローネ出展です。ありがとう、みんな。お父さん頑張ってくるよ!(泣)


さて、今回は航空券と現地ホテルの予約をデザインアソシエーションさんが窓口になって準備してくださり予約に関する手間はかからなかったのですが、団体ツアーではないので搭乗してからホテルに移動するまでは、単独行動をする必要があります。

飛行機の席は窓際で、隣はイタリア人のご夫妻でCAさんもほとんどイタリア人。飛行機に乗った瞬間から、言葉がろくに通じない状況に一気に現実の厳しさを思い知ることに・・・。

ちょっと長くなりそうなので、この続きはまた次回・・・。
アリベデルチ!




2014年4月4日金曜日

ミラノサローネへの道09 準備が終わり、明日渡航します!

みなさん、こんにちはARUPaPaです。
ボンジョルノ~。

1月に5日に連載を始めた「ミラノサローネへの道」ですが、あっという間に3ヶ月が過ぎいよいよ明日出発となりました!

ネットで続けたイタリア語のレッスンですが、挨拶ぐらいはできるようになったと思いますが、日常会話ができるまでは程遠いです・・・。後は、現地で電車に乗ったり、買い物したりと経験しながら実践するしかないですね。10日も滞在すれば、帰る頃には少しは上達するでしょう(笑)



展示レイアウトもシュミレーションしました。実際の展示台はこの作業台より一回り大きく、高さもあるのでもう少しゆったりした展示になると思います。iPadで「の音」の特徴の説明と、iPhoneを持っている来場者が実際に試聴していただけるように、使い方の説明をスライドショーで流します。

イタリアは節電の意識が高いらしいのですが、iPhoneの普及率が少し低いのでどれだけの方が試してくれるのか分かりませんが、なんとかなるでしょう。



プリントパックに注文しておいた名刺サイズのカード7,000枚も間に合いました!色校正の時間がなかったので若干暗目に刷り上っているけど、まあ一発勝負だったので良しとします。大きい方のトランクに余裕で入りましたし、重量も超過しなかったので名刺サイズにして正解でした。

ハンドキャリーで持っていくので、念のため東京税関に問い合わせたら、「託送品申告書」2通と「インボイス」が必要と回答をいただいたので、現地で配布するカード7,000枚と「の音concept」の書類を準備しました。成田とマルペンサ空港で無事通関できると良いのですが、これもやってみないと良く分からないので、一度経験するしかないですね。


持って行くトランクは預け荷物用に大きいのが1個と機内持ち込み用に小さいのが1個と身の回り品用のビジネスバッグの3つを持っていきます。預け荷物の緑色の大きいトランクにカード7,000枚、機内持ち込みの茶色の小さいトランクに「の音concept」が入っています。成田での通関の場所とタイミングがそれぞれ違うので、若干心配ではあります。

あと、今回はアリタリア航空のエコノミークラスに登場するのですが、預け荷物は規定サイズ(3辺の合計が158cm以下)2個で1個当たり23kg以内、持込み手荷物は高さ55cm幅35cm奥行き25cmとなっていて、国内線用に作られた幅40cmのトランクは持込めないそうです。ちゃんと航空会社に確認して準備して良かった・・・。

初の海外でしかも出展者という事で未知の体験の連続になりますが、ここからが本番なのでしっかりと気を引き締めて、頑張って来たいと思います。

それでは、次回はミラノから・・・。
アリベデルチ!

※お知らせ、ミラノサローネ出展期間中(2014年4月1日(火)から2014年4月16日(水)まで)は「の音」及び「の音PRO」の販売を休止しております。ご不便をおかけしますが、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。