2013年12月6日金曜日

電源のいらないスピーカー「の音(no oto)」の開発ストーリー その7

「別冊ステレオサウンド Digi Fi No.7」特別付録のUSB DAC付デジタルパワーアンプ用のコンパクトなバスレフスピーカーの組立の続きです。

胴部にユニットを取り付けたバッフルを接着したら、裏返して中に吸音材として活性炭を不織布の袋に入れて詰め込みました。活性炭は表面積が大きいので、小型のエンクロージャーの吸音対策に良いとのネットでの情報をもとに、気休めに入れたものです(笑)

ちなみに活性炭は観賞魚の水槽の浄化用にペットショップで売っていたものを流用しました。


底板を木工ボンドで接着したら、作業は終わりです。垂直方向に部品の板を貼っていくだけなので、6面体の箱を組み立てて作るのに比べてとても簡単だと思いませんか?6面体の箱をきれいに接着して組み立てるのって、作った事がある方はご存知だと思いますが、意外と難しいですよね。特に材料の寸法や角度がキッチリ出ていないと、苦労することになります。


3mmの板2枚でモバイル時にユニットを傷つけないフタも作りました。フタをしてヘアゴムで固定してバッグに入れて持ち運べます。

どうですか?バッフルの白木の部分と側面のレーザー加工で焦げたシナの積層のコントラストが素敵でしょ?若干の焦げ臭さはありますが、次第に気にならなくなります。あと、塗れた布などで拭くと焦げが色移りするので、使い始めは若干取り扱いに注意が必要ですが、時々乾いた布で磨いてあげると、だんだん味がでてきますので、民芸品のように使い込む楽しみもあるスピーカーが出来上がりました!

名前は、ARUPaPaのSpeakerの1号機ということで「ASP-1」としました。

もう少しこの話は続きます。

この続きは、また次回…。




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